【略歴】

大手ハウスクリーニング会社で25年間、事業責任者として働くも、ハレピカの理念に共感して転職を決意。2024年にハレピカに加入。

Q1.かんたんな略歴を教えてください。

Mさん:最初は住宅メーカーで戸建ての販売営業を5年間やって、その後、大手のハウスクリーニングの会社で25年間正社員として働いていました。

原:ハウスクリーニング業界の前に、住宅営業もされていたんですね。

Mさん:ええ。もともと床とか壁とかの知識があったので、その後のハウスクリーニングにも役に立ちましたね。

原:なるほど、それは良い転職でしたね。最初の住宅営業はどうしてお辞めになられたんですか?

Mさん:単純に売り込むことが苦手だったんです。笑

純粋にお客様のためになることをおすすめするのは平気だったんですけど、どうしても同業他社を押しのけてウチを選んでくださいっていうような売り込みが苦手だったんで。これは向いてないなって。笑

原:でも苦手意識を持つ中で5年続いたっていうのは逆に凄いですね。なぜ5年も頑張れたんですか?

Mさん:入社した時に、「最低3年は」という気持ちでした。そういう時代でもあったので。

それで3年したら今度は配置換えとかエリアが変わったりして、もうちょっと頑張ってみようかなってやってたんですが、やっぱり30歳を前にしてこのまま続けるのもどうなのかなって考えて、思い切って辞めることにしました。

原:その後、ハウスクリーニング業界に転職して、25年間(4半世紀!)続けたっていうのは、まさにドンピシャな転職だったんですね。

Mさん:そうですね、楽しかったです。ハウスクリーニングの仕事はある意味では奉仕作業なので、純粋にお客様に喜んでもらえるというのが自分にも合っていました。

Q2.ハレピカに応募したきっかけは?

Mさん:仕事自体には満足していたんですけど、あるとき会社のトップが変わってから会社の方針が変わってしまいまして。もう一つの柱のレンタル事業に力を入れるようになったんです。

それからというもの、技術職であるこの仕事の価値を低く見られるようになってしまったんですね。

原:それは大変でしたね。

Mさん:お客様には喜んでいただけるし、やりがいもあるんですけど、「レンタルに負けないように売上をもっと出せ」とか「利益率が低い」とか、そういうところに重きを置かれるようになってしまって、ちょっとしんどいなと思うようになりまして。

それで、自分のこの技術を生かせるところはないかなって、求人を探し始めました。

まずは、「自分のやりたいことは何だろう?」って考えた時に、やっぱりお客様に喜んでもらえる仕事がしたいなって思ったんです。

ただ、新しいことをこの年齢からはじめるっていうのも難しいですし、現実的に自分が出来ることと言えばハウスクリーニングなので、この業界でこれからもやっていけたらなって。

原:それでハウスクリーニングの求人を探されたんですね。

Mさん:ですが、年齢的にも正社員というのがほぼ無かったんです。

あったとしても給料面で今より低い会社しかなくて。それで業務委託も探してみたのですが、業務委託でも相場が20万〜50万円くらいがほとんどだったので、実際は20万〜30万くらいしか貰えないんだろうなぁって。笑

それはちょっと厳しいなぁって思っていた時に、ハレピカの募集を見つけたんです。

原:募集を見てどう感じましたか?

Mさん:募集文には入社1年目の方の実際の報酬が細かく書かれていたんですが、それを見て「これは凄いな」と。

本当にこんなに良い報酬が貰えるなら凄いことだなと思って、応募させてもらいました。

原:ありがとうございます。

Mさん:ハレピカの理念も全部読ませていただいて、そこに共感できたのも大きかったです。

お客様に喜んでいただいて、働いている人も喜んで、会社も潤うといった、「誰も犠牲にしない考え方」が特に素晴らしいなと感じました。

Q3.研修中はいかがでしたか?

Mさん:正直なところ、全国チェーンの会社で25年の実績がありましたし、チェーン内でもいろんな人から相談を受けてアドバイスをする立場だったので、ある程度「自分は出来るほうだ」という自負がありました。

それで研修に入って、先輩のIさんに教えていただいて思ったのは「僕、ぜんぜん大した事ないやん!」でした。笑

原:ええ!そうなんですか!?笑

Mさん:確かに長年やってはいたんですが、その中には事務所の床の掃除とか、窓ガラスの掃除とか、いろんな作業があったんです。

だからエアコンに関しては、機種をマスターするというよりは、「その場の状況で、あーでもない、こーでもない」と考えながら作業していたんですね。時間を気にせずやっていたというか。

原:その場その場の対応でも十分時間に間に合っていたということですね。

Mさん:ええ。それで研修に入ってIさんが分解しているのを見て、まずそのスピードに衝撃を受けました。

複雑な機種でも迷いなく、両手を使って分解してて、「はやーっ!」て。笑

原:さすがIさんですね。笑

Mさん:僕の経験なんてぜんぜん大したことないなと、改めて感じました。これは大手にいたからどうだ、という話ではないぞと。

ハレピカのメンバーはまさにそうだと思うんですけど、会社員ではなく事業主として働いている人は、「自らが商品」という意識で働いていると思うんです。給料ではないですから。

だから技術面においても、極めようとしてるんだなという、真のプロフェッショナルの姿勢を感じました。

だから今後、ハレピカに入られる方の中には経験者の方もいらっしゃると思うんですけど、その方達にも伝えたいことは、「今までの自分で満足していたらアカンで」という事ですね。笑

これから来られる経験者の方も、「経験をそのまま生かす」じゃなく、「新たに教わるという気持ち」で挑戦してもらえたらなと思います。

そんなことを教えてもらった研修でした。

原:なるほど。それは素晴らしい学びでしたね。これからの人にも大いに参考になると思います。

ハレピカがキャストとの間で、「正社員」ではなく「業務委託」として契約させていただいている理由も、まさにそこなんですね。

どうしても「給料が保証されている世界」だと、作業を1秒でも早く終わらせようという感覚がなかなか身につきにくいのかな、と思っているんですよ。

例えば、「早く終わって帰っても、定時までは事務仕事をやらされそうだから、今日はゆっくりやろう。」みたいなことってあるじゃないですか?笑

Mさん:ありますね。笑

原:これが事業主になると、この価値観が逆転するんですよね。時間をかけても早くやっても同じ結果になるのなら、「1時間かかる作業を30分で終わらせた方が絶対いいじゃん」ってなるんですね。

とはいえ、早くやりすぎて雑になったりすると、ちゃんと「クレーム」とか「次回リピートしてくれない」といった形で、必ずしっぺ返しが来る世界でもあるので。

だから、「クオリティを上げつつも作業スピードも上げ続ける」といった、ある意味「永遠の矛盾」に挑戦し続けるのが事業主の世界というか。ある意味ヒリつくような感覚だとも思うんですけどね。

そんな中で、これからMさん自身も更なる挑戦を楽しんでいって貰えたら、僕としても嬉しいですね。

Mさん:ありがとうございます。

原:でも僕がMさんを見ていて、凄いなと思ってるところは、これだけいろんなことを経験されて実績もある中で、今でも自分自身に課題を課して、さらに成長しようと考えられていますよね。そんなMさんの姿勢は本当に素晴らしいなって思っています。

だから、Mさんがハレピカに来てくれて本当に良かったなって、心から思っています。

Mさん:こちらこそ、ありがとうございます。

Q4.メインキャストとしてのやりがいや、嬉しかったエピソードはありますか?

Mさん:やりがいは毎日感じています。

エアコンを洗って汚れた水を見ていただいて、喜んでいただくのが僕たちのやりがいだと思っているので、まさに毎日がやりがいですよね。

原:なるほど、そうですよね。

Mさん:その中でも一番嬉しかったのは、1人で作業に出るようになって、お客様から初めての口コミをいただいた時です。あれは何より嬉しかったですね。

原:やっぱり最初の口コミって特別ですよね。一生の記憶に残りますよね。

Mさん:研修中は、「自分の仕事はお客様の評価に値するんだろうか?」といった、不安な気持ちがずっとあったんです。

だからこその安心感もあったというか。これは前職でも味わったことのなかった喜びでしたね。

原:お客様から口コミをもらえると、すごく励みになるし自信にも繋がりますよね。

Mさん:そうですね。自分の今までやってきたことは間違ってなかったんだ、というのをお客様が教えてくれるというか。

原:自分の頑張りを後ろから応援してもらえているような、背中を押してもらっているような感じですかね。

そうやってお客様からもエネルギーを貰いながら、成長していけると最高ですね。

Q5.逆に困難なことや、この仕事の大変さを教えてください。

Mさん:やはり訪問の時間枠が決められているので、次のお客様の時間に余裕を持って間に合うようなスピード感を身につけることが大変だなと感じています。

技術的な面では、例えばエアコンの右側が壁の場合に、分解組立に時間がかかりすぎることがあるので、その辺りが課題だと感じていますね。

あとは移動時間が長い時は大変です。笑

原:いやぁ、そこはすみません。笑

人手が足りていないので、どうしても姫路〜神戸間の移動が発生してしまうんですよね。

こればかりは人数を増やしていくことで解決してくれるはずなので、求人に期待ですね。

Q6.今後、目標にしていることは何ですか?

Mさん:研修でスキルマスター(社内認定資格)の取得はできましたが、まだ現存する全ての機種を完全にマスターできているとは言えないので、まずはそこを目指したいですね。

慣れていない機種に当たるとまだ戸惑うことがあるので、そういう場面はお客様も不安になると思うんですよ。だから、自信を持ってこなせるようになってお客様にも安心してもらえるようになりたいですね。

原:ありがとうございます。他にはありますか?

Mさん:今は仕事で手いっぱいなんですけど、今年はプライベートも充実させていきたいと思っています。

僕はマラソンが好きなので、本当は2月の京都マラソンに出る予定だったんです。

でも十分に練習ができなかったので、今回は出場を見送りました。笑

原:それは残念でしたね。今年しっかり稼げば練習時間の確保もできるようになると思うので、ぜひ頑張ってください。応援しています。

Q7.ハレピカの一番の魅力は何ですか?

Mさん:やっぱり自分が頑張っただけ収入が増えるところだと思います。

そして「お客様も喜ぶ、会社も潤う、個人も潤う」、ホントこれに尽きると思います。

原:企業理念でもある「三方良し」がそのまま実現できていると。それは嬉しいですね。

Mさん:研修の時にIさんに、「月収100万と書いてますけど、ホンマにもらえるんですか?」って聞いたんですよ。笑 

そしたら、「もらえますよ」って。笑

原:信じてなかったんですか?笑

Mさん:いえ、面談の時に「今の年収くらいもらえますか?」って原さんに聞いたら、「もらえますよ」ってサラっと言われたので。一応信じてはいました。笑

原:今のところ自分の希望するくらいの収入は得られていますか?

Mさん:そうですね。1月〜3月の閑散期がまだ不安なところはありますけど、1月の今もどんどん依頼が入ってきているので、大丈夫かなと思っています。

原:それは良かったです。

Mさん:何より考え方が全く変わりましたね。「自分の技術にはこれくらいの価値があるんだ」と感じられるようになったので、そういう面でもハレピカに来て良かったと思っています。

原:ものすごくいい流れで成長もしていただいてると思うので、Mさんの今年が楽しみですね。

Q8.これからハレピカに応募しようと考えている人に、何かメッセージをお願いします。

Mさん:エアコンクリーニングの仕事は、お客様に喜んでもらえてお金もしっかり貰える素晴らしい仕事だと思います。

だからこそ、「お金儲けだけが目的の人」には来てもらいたくないですね。

こんなこと求人で言っちゃって大丈夫ですかね?笑

原:大丈夫ですよ。笑 ちなみに、お金目的の人のどういう部分が嫌だと感じますか?

Mさん:長年この仕事をやって思うのが、とにかく件数をこなして稼ぐことだけを考える業者が多いと感じています。

その結果、お客様の見えないところを手抜きしたり、作業を端折ったりして、後になって悲しんでいるお客様をたくさん見てきました。

原:エアコンでいうと、お掃除ユニットを外さないのに追加料金をしっかり取る業者もそうですよね。

Mさん:その通りです。そういう価値観の人は正直ご遠慮いただきたいなと思っています。

原:そこはまさに、僕がハレピカをもっと大きくしていきたい原動力の一つでもあるんですけど、お客様に対して誠実じゃない仕事をする業者がまだまだ多いなと思ってて。

特にエアコンは、内部をしっかり見ないと汚れているかどうかが分かりづらいじゃないですか。特にお客様にとっては難しいことだと思うんですよ。

そいうのを逆手にとって、汚れてもいないのに「カビが生えてますね〜」と、お客様を騙したりも出来ちゃいますからね。僕が前いた会社は、まさにそんなことをやっている会社でした。

Mさん:それは酷いですね。

原:でもそれって、ハウスクリーニング業界への信頼を損ねてしまう行為じゃないですか。

だから僕は、業界に対する危機感も感じているんですよ。

エアコンクリーニング業界は、そんな考えの人でも簡単に稼げてしまう仕事じゃなくて、もっともっと業界全体が自分たちの襟を正して、高い意識でお客様のためにいい仕事ができる業界にしたいなと思っています。

この辺りはMさんも同じ気持ちですか?

Mさん:同じ気持ちです。やっぱりお客様目線に立ち続けているかっていうのが、一番大事だと思いますね。

原:そんなMさんがハレピカに来てくれて、本当にありがたいです。笑

Mさん:そういう仲間が増えてくれるといいですね。

原:ありがとうございます。Mさんが、いつか次の世代を育ててくれる時が来るのが、すごく楽しみになりました。

Mさんが素敵な心で仕事をしていただいているんだなというのが伝わってきたので、とても嬉しかったです。

今年は、Mさんにとっても大切な1年になると思うので、楽しく、マラソンも頑張りながら、いい1年にしていただきたいなと思います。ありがとうございました!

Mさん:ありがとうございました!

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