【知らないと危険】エコ洗浄のエアコンクリーニングって何が違うの?メリットとデメリットをプロが解説します

岡山県でエアコンクリーニングサービスを提供しているハレピカと申します。

このページでは、今までエアコンクリーニングを頼んだことがない方に向けた、エアコンについての豆知識や役立つ情報を発信しております。読んでくださる方のお役に立てれば幸いです。

エアコンクリーニング業者を探しているときに、『エコ洗剤』『エコ洗浄』というフレーズが目に止まったことはありませんか?

「赤ちゃんにも安心」「環境に配慮」いろいろと良さげなことが書いてあります。

でもオプション料金だったりするので、迷った挙句

「我が家はそんなにエコロジーじゃないから別にいっかー。」

と、ノーマルメニューを選んだそこのアナタ!!!

「あなたの家のエアコン、非常に汚れやすい状態なっているかもしれません!!」

今回は、エコ洗浄の特徴と、メリットデメリットについて詳しく解説したいと思います。

エコ洗浄とはどういうもの?

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まず前提として、エコ洗浄というのは

『環境や人体に配慮されている洗浄剤を使用したエアコンクリーニングのこと』

全般を指す言葉です。

エアコンクリーニングで使われる洗剤は、大きく分けて3つあります。

➀中性洗剤(弱アルカリ・弱酸性含む)

②酸性洗浄剤

③強アルカリ性洗浄剤

中性洗剤(弱アルカリ・弱酸性)の特徴

中性洗剤は、水などと同じ中性で作られている洗剤で、普段から私たちが生活で使用する洗剤と同じようなものです。

基本的に環境や人体に害が少ないものが多く、弱酸性・弱アルカリ性の洗剤もこのカテゴリに入ります。(台所用洗剤やシャンプー・ボディソープなど。ただし合成界面活性剤入りの洗剤は、手荒れの原因になるので手袋着用をおすすめします。特に石油系は注意。)

また、人体や環境に優しい天然成分由来の製品が多いのも特徴です。

メリット:体への害が少なく、環境にも優しいものが多い

デメリット:カビや油汚れに対する汚れ落ちが悪い

事実、エアコンクリーニングの洗剤で中性洗剤というのはマイナーです。

使用していない業者がほとんどだと思います。汚れ落ちが悪く非効率だからです。

どれくらいマイナーかというと、『外食にマイ箸持っていく人』くらいマイナーです。

酸性洗浄剤の特徴

酸性洗浄剤は、主に強アルカリ性洗浄剤を使用した後の中和処理で使用する洗浄剤です。かんたんに言うと仕上げ剤です。

ちなみに、エアコンのカビや油汚れに対してはほとんど効果がありません。

『割り箸でステーキを切って食う』くらいのレベルです。

仕上げ剤として使うのはアリですが、エアコンの洗浄剤として使うのはノーセンキューです。

メリット:強アルカリ洗浄剤を使用した後に使うと中和されてエアコン素材への負担を軽減できる

デメリット:そもそもエアコンの汚れを綺麗にするものではない

強アルカリ洗浄剤と特徴

強アルカリ性洗浄剤は、ホコリやハウスダストなどからくるカビ、油汚れ、タバコのヤニ汚れなどを落とすのに非常に効果的です。科学的な説明は省きますが、エアコンの汚れはアルカリ性洗浄剤で落とすのが基本のキです。箸で説明したいのですが思いつかないのでやめます。

ほとんどのエアコンクリーニング業者が使っている洗浄剤は、アルカリ性洗浄剤です。しかし、アルカリ性洗浄剤というものは、人体や環境、エアコンの素材に悪影響を及ぼす成分が入っていることが多いのも特徴です。

メリット:エアコン内部の汚れを落とすには非常に効果的

デメリット:有害物質が多量に含まれているものも多いため、使用には細心の注意が必要

ここまで読んで「そうか、エコ洗浄とは中性洗剤でクリーニングする事なのか!」と思った方、これではまだ正解ではありません。もう少しお付き合いください。

エコ洗剤に明確な定義はない

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まず知っておいて欲しいのが、エコ洗浄というものに明確な定義はありません。

一つだけ言えることは

『人体や環境に負担の少ない洗浄剤を使用している』

ということだけです。

では、一般的なエコンクリーニングの洗浄剤とはどのようなものでしょうか?

一般的なエアコンクリーニング洗浄剤

以下にエアコンクリーニングで使用される代表的な洗剤をご紹介します。

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こちらの洗浄剤の特徴的な成分は以下のとおりです。

➀界面活性剤

②水酸化ナトリウム

③水酸化カリウム

界面活性剤とは?

界面活性剤は、世のほとんどの洗剤に使用されている成分です。正直これがないと体も顔も髪もキレイに洗うことができません。

界面活性剤が汚れを落とすことに対して非常に重要な役割を担っているからです。界面活性剤のない洗剤は、ドラえもんのいないのび太です。ジャイアンのいないスネ夫です。

ただ、界面活性剤は数千種類もあり、安全性の高いものから危険なものまで様々。基本的に市販に洗剤では安全性の高いものが使用されています。

水酸化ナトリウムとは?

水酸化ナトリウムは通称『苛性ソーダ』といい、強アルカリ性の代表的な成分です。エアコンのカビや油汚れなどに非常に効果的なので、エアコンクリーニング洗剤の成分として代表格です。どのくらい強力かというと

使い方を間違えると人も溶けます。

参考:八王子のカリスマホスト失踪事件

濃度の高いものは劇毒物指定されており、専門的な知識がない人が扱うのは非常に危険です。しかし、一部を除いたほとんどのエアコンクリーニング洗浄剤には、しっかりと水酸化ナトリウムが含まれているのです。(なお、苛性ソーダはせっけんなどの主成分でもありますが、せっけんの場合は製造の過程で無害化するのでご安心ください)

水酸化カリウムとは?

水酸化カリウムは『苛性カリ』と呼ばれ、一言でいうと苛性ソーダよりもさらに強力。ジャイアンが2人いるドラえもんを想像してみて欲しい。

そんな感じである。(どんな感じだよ)

一般的なエアコンクリーニニグには危険がいっぱい

さて、このような成分が入った洗浄剤をエアコンクリーニングに使用すると、どのようなデメリットがあるでしょうか?

➀エアコンの素材が痛み金属が腐食し、ガス抜けリスクやエアコンの寿命にも悪影響を及ぼす。(完全な中和が必須)

②エアコンの製造段階でメーカーが施工したコーティングが洗浄剤によって破壊されてしまい、エアコンが汚れやすい状態になってしまう。

③洗浄中に周囲に飛散した化学物質を吸い込んでしまったお客様の健康を害する危険がある。

もはや恐怖しかないですよね。

ちなみに、中和処理を全くしないエアコンクリーニング業者も多いことを付け加えておきます。

特に②については、

強力な洗浄剤で新品時のコーティングを破壊

そのまま放置するとエアコンが腐食したり汚れやすくなってしまう

高額なコーティングオプションを勧めてくる

という最凶コンボを使ってくる業者もいるので、本当に注意してください。

③についても、過去にエアコンクリーニングを依頼した一般ユーザーがクリーニング後に『化学物質過敏症』を発症してしまい、ハウスクリーニング業者を相手に裁判を起こしたこともあるくらいです。

危険なのは洗剤ではなく扱う人間側

誤解のないように言っておきますが、危険なのは洗剤ではなく扱う人間側です。

確かに苛性ソーダや苛性カリは強力ですが、適切な中和処理を行い、部屋中に有害成分が飛び散らないように適切な養生を行えば、ほとんどのリスクは防げます。

が、それを扱う人間(エアコンクリーニング業者)が適切な処理を行わないことが問題の本質なんです。

エコ洗浄の特徴と注意点

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そして、上記の問題を解決すべくここ数年で台頭してきているのが『エコ洗浄』という手法。定義が本当に難しいのですが、メリットとデメリットざっくりまとめてみました。

エコ洗浄のメリット

  • 天然成分由来の成分が多く使われており、環境に対して優しい
  • 人間に対しても害が少ないので赤ちゃんやペットがいるご家庭にもおすすめ
  • エアコンの素材(樹脂やアルミフィン)に対してほぼ無害

エコ洗浄のデメリット

  • 強アルカリ洗浄剤に比べて汚れ落ちが悪い(よって早めのクリーニングをおすすめします)
  • 重度の汚れの場合は汚れや臭いが取り切れない場合がある
  • コストや時間が余分にかかる(オプション料金を設定している場合がほとんど)

これらのメリットとデメリットを十分に理解し、エアコンクリーニング業者選びの参考になれば幸いです。

まとめ:エアコンクリーニング業者を選ぶときは、使っている洗剤にも気を付けよう

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今回は少し難しい話になってしまったので途中で爆睡してしまった人もいるかもしれません。笑

ただ、小さな子供やペットのいるご家庭や、敏感体質の方にとっては放置しておけない問題でもあるので、今回は記事にさせていただきました。

ちなみにハレピカは、追加料金無しで標準エコ洗浄を行っておりますので、岡山県でエアコンクリーニング業者をお探しの方は、ぜひハレピカをお試しください。

ページ下部の『今すぐ予約する』からかんたんに予約できます。

それではお会いできるのをお待ちしております。

今日も皆さまの健康と幸せを願って。ありがとうございました。