【カビまみれ】冷房をつけたら臭い!原因と除去方法をエアコンクリーニングのプロが解説します
岡山県でエアコンクリーニングサービスを提供しているハレピカです。
エアコンの冷房をつけたら臭い⋯
と、慌ててエアコンクリーニング業者に掃除の依頼をした経験がある方は多いのではないでしょうか?
クリーニング業者としては嬉しい話ではあるのですが、実はエアコンの臭いの原因は大きく分けて2種類あり、中にはほとんど汚れていないのにクリーニングを依頼される方が案外多いのです。
なぜそんなことが起こるのでしょうか?臭いの原因と除去方法を詳しく解説していきます。
【この記事の著者】
ハレピカ 原 純平
大手家電量販店のサービスマンとして、年間1,000台以上のエアコンクリーニングを実施し、洗ったエアコンは通算1万台以上。2019年にハレピカを創業し、岡山県にて営業中。
エアコンの臭いの原因は主に2種類!
エアコンをつけるとカビ臭かったり、生乾きのイヤな匂いがすることがあります。
その臭いの主な原因は、「エアコン内部の汚れ」と「エアコン内部に溜まっている空気中の雑菌などの臭い」の2種類です。
①エアコンの内部の汚れ
エアコンが臭う一つ目の原因は、エアコン内部のさまざまな汚れです。
エアコンは、周囲の空気をエアコン上部から吸い込んで、内部で冷やす構造のため、室内に浮遊しているハウスダストやキッチンの油汚れ、人間の汗、タバコなどの臭いの元となる成分を取り込んでしまいます。
例えば、内部に取り込んだハウスダストやホコリはカビの主な栄養源になるのですが、冷房や除湿をつけることで内部に結露が発生するため、カビ菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。
その蓄積が臭いとなりエアコンの風と一緒に排出されるのです。
生活しているぶんには違和感がなくても、エアコンの中から1箇所に凝縮された空気が出ることによって、イヤな臭いだと感じる人も少なくありません。
②エアコン内部の空気が雑菌などで濁っている
「空気が雑菌で濁る?どういうこと!?」と思う方も多いのではないでしょうか?
エアコンは、空気を循環させるために内部にたくさんの空間がある構造になっているのですが、冬場の使い終わりから夏までの間は空気が循環しないため、内部の空気は滞り、雑菌まみれになってしまいます。
そして循環しない空気や空気中に含まれる雑菌などが、エアコン内部でどんどん繁殖していきます。
空気が濁っているイメージとしては、体育館倉庫の扉を久しぶりに開けた瞬間の、ブワっとくるあの感じです!(なにいってんだこいつ)
そして、夏が近くなって久しぶりにエアコンをつけてみると、上述の「内部の濁った雑菌まみれの空気」が、悪臭を伴って出てくるという仕組みですね。
うーん、これは想像するだけで臭いですね。
補足
また、冷房の設定温度を「27℃以上」に高く設定しているだけでも臭ってしまう場合があります。
夏場の湿度が高い日は、空気中の雑菌が最も繁殖しやすい環境でもあるのですが、そんな時に冷房の温度を27℃以上の高めに設定していると、空気中の雑菌がぬるい空気に反応してしまうので、エアコン内部が汚れていないにも関わらず雑菌が反応して嫌な臭いを出してしまうことがあります。
また、イヤな臭いは『室内の温度とエアコンの設定温度の差が小さい時に発生しやすい』です。
ですので、エアコンから嫌なな臭いがするときは、『設定温度をグッと下げるか、除湿にして湿度を下げるか、もしくは両方か』で様子を見てみましょう。
エアコンの汚れを確認する方法
まずは、エアコン内部が汚れているかを確認する方法を解説していきます。
エアコン内部の汚れのチェックポイントは全部で3箇所あります。
エアコンの汚れのチェックポイント
- エアコンフィルターの汚れ
- アルミフィン(熱交換器)の汚れ
- 送風ファンの汚れ
それでは順番にチェックしていきましょう。
エアコンフィルターの汚れ
まずはエアコンフィルターの汚れを確認しましょう。
①エアコンのスイッチを切り、安全のためコンセントを抜いておきます。
②フロントパネルの両端に指をひっかけ、手前に引っ張り上げます。(機種によっては結構硬いので、徐々に力を加えましょう)
③フィルターを取り外し、フィルターの汚れを確認します。
以下の動画で見てみてもらうとイメージしやすいでしょう。
アルミフィン(熱交換器)の汚れ
フィルターを外すと、金属のアルミフィンの汚れが確認できます。
アルミフィンにホコリやカビがないか、覗いてみましょう。
送風ファンの汚れ
エアコンの中で一番汚れが酷くなるのは「送風ファン」です。
送風ファンの汚れを確認する方法は、風向きのフラップ(ルーバー)を「取り外す」か「開く」のどちらかをする必要があるのですが⋯
取り外しは素人がやるとフラップを破損させる恐れがあるのでオススメできませんし、手で無理にルーバーを開くとモーターに負担がかかってしまい、こちらも故障のリスクが高くなります。
そこで、以下の動画のやり方を実践すれば、風向きフラップに触らずにルーバーを開くことができます。
①エアコンの運転をオンにし、フラップを開く
まずエアコンを運転し、風向きフラップ(ルーバー)がある程度開くまで待ちましょう。
②フラップが開いている状態でコンセントを抜く
コンセントを抜いた時点でルーバーの動きが止まるため、ルーバーに触らずに内部を覗くことができます。
フラップが開いたら、さっそく内部をスマホのライトで照らしてみましょう。
めちゃくちゃカビてますね⋯
この状態は掃除が必要ですが、自分で手を出すのは極力控えましょう。正しいエアコンのお手入れ方法については以下の記事を参考にしてください。
一般的には2年くらいの使用でこれくらい汚れていることが多いです。
また、ペットや赤ちゃんが在宅しているなど、使用頻度が高い方は1年でもこれ以上汚れている場合も多いので、気になる場合はエアコンクリーニングを検討しましょう。
エアコンが汚れた状態で放置するとどうなるの?
「少しくらい汚れていてもオレってば気にしないってばよ!」という少年ジャンプ読者の方は気を付けてください。
エアコンの汚れを放置すると、生活にさまざまなデメリットが発生します。
①健康被害
エアコンの送風ファンは、運転の際に高速回転するので、付着したカビ汚れをまき散らしてしまいます。
まき散らしたカビをはじめとする有害物質は、知らずしらずのうちに人体に入っていきます。
アレルギーやアトピーの原因となるばかりか、床に付着したカビをペットや子供が舐めてしまったり、飛んだ先でカビが繁殖をはじめてしまったりと良いことはありません。
特にお年寄りや赤ちゃんがいるご家庭では注意が必要ですね。
②エアコンの電気代や寿命にも悪影響
エアコンのフィルターや送風ファンが汚れた状態で使用を続けると、空気の循環が悪くなり、エアコンの効きが悪くなってしまいます。
エアコンの性能が低下すると、エアコンはそれを補うために一生懸命動くので、その代償として電気代が無駄にかかってしまうのです。
エアコンメーカーのダイキンの調査では、フィルターを掃除を怠った状態で運転すると、消費電力が25%も高くなってしまうとの試算があります。
参考:ダイキン「シーズンの合間、今のうちにエアコンのお掃除を!」
1kWhが27円として計算すると、なんと年間の電気代が7,700円以上も高くなってしまう計算です。
参考:全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金の目安単価」より
また、エアコンが一生懸命動くということは、必然的にモーターなどの部品への負荷も大きくなってしまうため、結果としてエアコン自体の寿命も縮まってしまうのです。
エアコンの臭いを除去する方法
それでは、気になる解決編に移ります。
エアコン臭いを除去する方法は以下の手順です。
必ず①〜③の順番でやっていきましょう。
①エアコンフィルターを掃除する
②換気をしながら最低温度の冷房を1〜2時間
③プロにエアコンクリーニングを依頼する
①エアコンフィルターを掃除する
最初にやっておくべきことは、エアコンフィルターの掃除です。
エアコンフィルターが汚れた状態では、臭いの原因がフィルターによるものか内部によるものかの判別ができません。
上記のリンクを参考にすれば、慣れれば10分程度で終わります。
水洗いが面倒な方は掃除機で吸うだけでも効果があるので、エアコンシーズン前は忘れずにやっておきましょう。
②換気をしながら最低温度の冷房を1〜2時間
エアコンフィルターを掃除しても臭いが軽減できない場合は、換気をしながら最低温度の冷房を1〜2時間運転させましょう。
ポイントは、「最低温度で運転すること」です。
18℃などの最低温度の設定で冷房をつけることで、エアコン内部に強制的に結露水を発生させることができます。
その結露水が、エアコン内部のアルミフィンやドレンパンなどの、雑菌が繁殖しやすい空間をすすぎ流してくれるので、結果的に臭いの軽減に繋がるのです。
また、同時に上述した「エアコン内部の雑菌で濁った空気」も全て吐き出すことができるので、そのままつけているだけで臭いが解消される場合も多いのです。
③プロにエアコンクリーニングを依頼する
自分でエアコン掃除をしても臭いが解消されない、冷房の温度を下げても臭いが軽減されない場合は、エアコンが相当汚れているというサインです。
ここまでくると素人ではどうにもならないので、専門の業者にエアコンの分解洗浄を依頼しましょう。
エアコンクリーニングをプロに頼むメリット
- 手の届かないところまで分解し、専用の洗剤と高圧洗浄機でエアコンの奥まで徹底的に洗浄してくれる
- 自分で掃除をしなくて済むので、他のことに時間が使える
- 汚れにくいエアコンの使い方などをアドバイスしてくれる
スプレー缶での清掃はNG
「エアコンの臭いが気になるから」と言って、「ファブリーズ」などの消臭スプレーや、市販の除菌スプレーなどを吹きかけるのはNGです。
エアコンに思わぬ故障トラブルが発生する恐れがあります。
参考:三菱電機「除菌スプレーの使い方に要注意!事前に知っておくだけで防げるコロナ禍で注意しておきたいエアコン故障トラブル~エアコンを静かに蝕む厄介な「アリの巣状腐食」とは~」
また、市販の「エアコン洗浄スプレー」の使用も絶対におすすめできません。理由は以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
今回は、エアコンの臭いの原因と除去方法について解説しました。
エアコン内部の臭いを取り除く方法は以下の手順を踏みましょう。
①エアコンフィルターを掃除する
②換気をしながら最低温度の冷房を1〜2時間
③プロにエアコンクリーニングを依頼する
また、内部を目視しても汚れていない場合は、2番だけでも解消できる場合がありますので、クリーニングをすぐには頼めないけど臭いを解消したい方は、試してみることをおすすめします。
岡山県でエアコンクリーニングを検討中の方は、ぜひハレピカをお試しください。
ページ下部の『今すぐ予約する』からかんたんに予約できます。
それではお会いできるのをお待ちしております。
今日も皆さまの健康を願って。ありがとうございました。