【知ってるだけで〇万円お得?】賃貸のエアコンクリーニング費用は自分で負担するの?ケースごとに詳しく解説

岡山県でエアコンクリーニングサービスを提供しているハレピカと申します。

このページでは、今までエアコンクリーニングを頼んだことがない方に向けた、エアコンについての豆知識や役立つ情報を発信しております。読んでくださる方のお役に立てれば幸いです。

9月から10月は引っ越しシーズンですね。

転勤などで賃貸にお引っ越しをお考えの方や、既にお引っ越しをされた方に、賃貸物件のエアコンについて役立つお話をしたいと思います。

結論を先に言いますと、『賃貸物件に引っ越す際には必ずエアコンが正常に使えるかをチェックし、内部のカビ汚れを確認するようにしましょう。』
確認を怠ると数万円単位の不要な出費が発生してしまう恐れがあります。

一体どういうことなのでしょう?
理由は以下で解説していきます。

賃貸物件のエアコンは大家さんの持ち物

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賃貸物件には最初から「設備」としてエアコンが付いていることがほとんどです。
「設備」は大家さんの持ち物なので、故障時のメンテナンス等は基本的に大家さんの負担で行うことになります。

前の入居者さんが置いていったエアコンは設備ではない


まれに、前の入居者さんが買って取り付けたエアコンをそのまま置いていったなど、設備ではないエアコンが設置されている場合があります。
その場合は大家さんの持ち物のエアコンではないため、故障しても修理や買い替えはしてくれませんので注意しましょう。

「設備」かどうかは契約書に書いてある

まずは賃貸借契約書の「設備」の項目にエアコンが「何台」と書かれているかを確認しましょう。
部屋にエアコンが3台ついているのに、設備の欄に書いているのは「リビング1台」の場合は、残りの2台は設備ではありません。この場合は故障の際に大家さんが修繕費用を負担してくれるのは、リビングの1台だけです。

「設備」のエアコンの場合

賃貸物件に住んでいる人は、借りている物件の設備について基本的に自分で掃除や手入れをしなければなりません。「善管注意義務」といい、法律で定められています。
そのためフィルターやカバーなど簡単な手入れは、入居者の責任で行います。
ただし、内部洗浄などの本格的なエアコンクリーニングを頼む際は、事前に管理会社や大家さんに相談しましょう。

自分で購入したエアコンの場合

自分で購入したエアコンの場合は、エアコンの所有権は入居者にあるため、エアコンの「設置」については大家さんに許可を取る必要がありますが、クリーニングについては自分の判断で行うことができます。

ただし、部屋自体の所有権については大家さんにあることに変わりはありません。
特にエアコンクリーニングは大量の水を使ってクリーニングをするため、床に水がこぼれたり壁を汚してしまったりといったリスクもあります。

勝手に業者に頼んだことで後のトラブルになる可能性もありますので、自分のエアコンであっても管理会社や大家さんに一度相談するのが良いでしょう。

なお、ハレピカはクリーニング時のトラブル防止にさまざまな対策をしています。以下の記事もご参考下さい。

ハレピカのエアコンクリーニングはここが違う【養生編】

はじめてエアコンクリーニングを頼もうとするとき、こんな不安はありませんか? 「部屋に汚水が飛び散ったりしないの?」「床や壁が濡れたり汚れたりしないか心配…」「汚…

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賃貸のエアコンクリーニング費用は誰が負担するの?

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それでは肝心のエアコンクリーニングの費用は誰が負担するのでしょう?

エアコンクリーニングの費用負担については、

  • 入居時の取り決めがあるか?
  • いつのタイミングか?

上記の2つによって変わります。

入居時の取り決めがある場合

民法606条では、

賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りではない。

という項目があります。つまり、

  • 基本的に賃貸物件の使用や収益に必要な修繕やクリーニングについては、管理会社や大家さん負担にて行う。
  • 入居者が正しくメンテナンスしていたのにも関わらず、エアコンに不調が生じた場合は、管理会社や大家さん負担にて修繕またはクリーニングを行う。
  • 入居者の故意・過失など(フィルター掃除などの日々のメンテナンスを怠ったせいでエアコンがひどく汚れてしまった等)で修繕やクリーニングが必要になった場合は、管理会社や大家さんに修繕の義務がない⇒入居者負担にて行う。

ということです。

ただし、賃貸借契約書で「入居中の修繕費用は借主(入居者)負担」と定められている場合も多いので、賃貸借契約を結ぶときは『入居中の修繕やクリーニング費用は誰が負担するか?』を必ず確認しておきましょう。

以上を踏まえた上で、よくある事例3つを紹介します。

①入居中は自己負担になる場合がほとんど

たとえば入居して1年が経ってエアコンから異臭がする場合は、入居者がエアコンを汚したとみなさることがほとんどです。

「汚したんだから自分で掃除してね!」ということですね。

部屋の設備のメンテナンスは基本的に大家さんが負担しますが、入居中のエアコンクリーニングについては自己負担になるケースがほとんどです。

②入居すぐなら大家さんが負担してくれる場合も多い

入居直後にエアコンの調子が悪かったり、異臭がしたりするなど、正常に使えないことも少なくありません。

このケースではエアコンをまだ使っていない状況なので、大家さんがクリーニングや修理費用を負担してくれることが多いと思います。

管理会社や大家さんによっては、入退去時にエアコンクリーニングをやっていない場合もあるので、部屋は綺麗なのにエアコンの内部はカビまみれ…なんてことも結構あります。

エアコンがカビまみれなのを知らずに入居して数ヵ月が経過してしまうと、管理会社から「数ヵ月住んで汚したんだから自分でお金払ってエアコンクリーニングしてね!」と言われてしまう事態になりかねません。

ですので、入居時はエアコンの試運転や内部の汚れを必ずチェックして、汚れている場合はすぐに管理会社や大家さんに相談しましょう。

③退去時は大家さん負担になるのが通例。だけど…

退去する際に入居者は、部屋を原状回復する義務があります。
原状回復と聞いて、

「入居前の状態に戻さないとダメなの?それめっちゃお金かかるやん!」

と感じる方も多いと思います。

実は、エアコンを含めたハウスクリーニングの費用は、普通に使っている範囲の汚れであれば、貸主側(大家さんや管理会社)が負担するように定められています。
つまり、退去時に契約条項にないクリーニング費用を請求された場合は、支払いを拒否して問題ないのです。

しかし、実際のところは賃貸借契約書に「退去時のハウスクリーニング代は入居者にて負担する」と記載されている場合も多く、退去時にクリーニング費用を負担しなければならないケースがほとんどです。

また、退去時のクリーニング費用を大家さんが負担する契約内容であっても、通常使用では考えられないほど汚れが酷い場合は、自己負担となるケースもあるので注意が必要です。
例えば、タバコを吸う人や、ペットを飼っている場合は通常より汚れが酷くなりがちです。

現状回復についての知識は『賃貸トラブルたすけ隊』さんのHPが非常におすすめですので、賃貸にお住まいの方は是非ご参考ください。
賃貸トラブルたすけ隊さんリンク

設備のエアコンをうっかり壊してしまったら弁償しないといけないの?

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賃貸設備のエアコンをお手入れしていてうっかり壊れてしまった場合の費用負担はどうなるのでしょうか?

よくあるケースとして、

『設置10年以上が経過した賃貸設備のエアコンを、お手入れ中にうっかり故障させてしまい、管理会社に相談したら「エアコンの部品が無いため交換になる」と言われ、新品交換費用6万円を請求された』

このような場合はどうすれば良いのでしょうか?

正解は、『1円だけ支払えば良い。』

賃貸設備には耐用年数というものがあり、エアコンの耐用年数は6年と法律で定められています。

引用:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(国土交通省)

耐用年数を経過した設備の最終残存価格(時価)は「1円」となるので、
入居者が負担する費用はあくまで『壊してしまった時のエアコンの時価=1円』となります。

つまり、『設備のエアコンは6年以上経っていたら、うっかり壊してしまっても弁償しなくて良い』ことになるのです。

耐用年数を経過していないエアコンの場合は?

では、耐用年数を経過していないエアコンの場合はどうなるのでしょうか?

例えば、設置4年目のエアコンを運悪く壊してしまった場合は、入居者が負担する金額は、エアコンの耐用年数から使用した年数を引いた金額分となります。

6万円で設置したエアコンの場合は、

6(耐用年数)-4(使用年数)=2年分の価値(約33%、2万円

となり、約2万円を負担するだけで良いのです。

エアコン洗浄スプレーを使用して壊れた場合などは例外有り

ただし、エアコンメーカーの推奨していないお手入れ方法(エアコン洗浄スプレーを使用するなど)の結果壊れてしまったエアコンについては、故意・過失による故障とみなされてしまい、交換費用を余分に請求される可能性があるので、エアコン洗浄スプレーはなるべく使わないようにしましょう。

エアコン洗浄スプレーを使わないエアコンお手入れ方法については以下の記事も参考にしてください。

【それだけはやっちゃダメ!】自分で出来るエアコンのお手入れとカビの掃除方法をプロが紹介

岡山県でエアコンクリーニングサービスを提供しているハレピカと申します。 このページでは、今までエアコンクリーニングを頼んだことがない方に向けた、エアコンについて…

まとめ

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今日のまとめは以下のとおりです。

  • 賃貸のエアコンクリーニングは、まず管理会社や大家さんに相談しよう
  • クリーニング費用は、契約内容や入居時期によって負担しなくて良い場合がある
  • 退去時は原状回復義務があるが、契約内容次第では費用負担はしなくて良い場合がある
  • エアコンを壊してしまった場合は、耐用年数次第では弁償しなくて良い場合もある

長くなってしまいましたが、参考にしていただけると幸いです。

岡山県でエアコンクリーニング業者をお探しの方は、是非ハレピカをお試しください。ページ下部の『今すぐ予約する』からかんたんに予約できます。

それではお会いできるのをお待ちしております。
今日も皆さまの健康と幸せを願って。ありがとうございました。